転機を迎えたファッション・ビジネス


ファッション・ビジネス(FB)が大きな転換期をむかえています。

ファッションに関わる世界に入って今年で50年。繊維素材・アパレル製品の開発、マーケティングやマーチャンダイジング、人材育成に関わりながら、ファッション・ビジネスの進化と変遷を見てきましたが、今回は、全く経験したことのない巨大な変化に直面していると感じています。

そこで思い切って、これからのFBがどのようなものになるのかを考えるブログを書くことにしました。50年の経験と、消費行動やビジネスとしてのファッションの先行指標と言える米国の動きを見極めながら、「新たな潮流」を探りたいと思っています。

「ファッション・ビジネスは変化のビジネス」と言われてきましたが、いま私達が直面する変化は、これまでの、市場の成熟や競争激化、グローバル化などが導いた変化だけではありません。世界的金融危機や自然大災害を経験し、人が生きる事の意味等を改めて問い直すことと、高度に開発されつつあるITC技術が育む変化です。

米国の経済学者リチャード・フロリダは、この変化を “社会の奥深い底流で推進される根本的シフト”と考え、「グレート・リセット」と呼んでいます。これから20~30年かけて経済や社会のあらたな秩序が形作られるというのです。

この「社会の底流にある根本的シフト」、社会構造や消費行動を「変容」させる潮流としては、「ICTテクノロジーの膨張」、「個人のパワーアップと新たな価値観の台頭」、「感性価値への欲求」、「企業の社会的責任」などがあげられると私は考えています。

1~2週に一度位のペースのブログになると思いますが、お読みいただければ嬉しいです。ご意見等も聞かせて頂ければ、なお有難く思います。