「デザイン・シンキング(デザイン思考)」という新しい考え方を学ぶシンポジウムを、WEFが開催することになりました。3月28日(火) 18:30~20:40 です。 (NRF報告シリーズの第3回は、次回11日にアップします)
シンポジウムのテーマは:
『デザイン・シンキング(Design Thinking)
― これからのファッション・ビジネスの価値創造に不可欠なアプローチ』
企画の狙いは、消費の変容、テクノロジーの急速な拡大のなかで、低迷するファッション・ビジネスの在り方を、ゼロベースで見直し、将来へ向けての新たな視点とアプローチを学ぶことにあります。 (詳細はこちらを→ WEFシンポジウム第9回ご案内 )
「デザイン」とは本来、「設計」 を意味する言葉です。しかし日本では、「服の絵型や生地の柄をデザインする」という、狭い考え方でデザインを捉えてきました。米国で最近とみに注目されている「デザイン思考」とは、形のデザインだけでなく、「デザイン=設計」の原点に立ち戻り、 生活者あるいは顧客の視点に立って、新たなビジネス・コンセプトや新製品開発、新ビジネスモデルの設計・構築に取り組むことにあります。
そのために必要な「デザイン的発想・思考・プロセス」を身に着け、不振を続ける日本のFBの新たな発展の突破口にしたい、との思いでこの企画を立てました。
講師には、㈱良品計画 代表取締役会長の金井政明氏、米国における「デザイン思考」の主導者である IDEO 社(シリコンバレー)の Tokyo Disign Direcotor 石川俊祐氏、そしてバイオ・アーティスト/Google社 ATAP プロジェクト ジャカード・テキスタイル開発兼クリエイティブ・リード 福原 志保氏をお迎えします。(注:「プロジェクト ジャカード」とは、グーグル社のウェアラブル・テキスタイルのプロジェクト名)
日本に根差したデザインの美意識と「用の美」を追及する MUJI、アメリカ的考え方で顧客のニーズの本質に迫るデザイン思考の IDEO、の2つの視点を合わせて学ぶ、興味深いシンポジウムになると考えています。
経営者や企業幹部の方、デザイナーやマーケティング、マーチャンダイジングにかかわるプロフェッショナルの方、その他 革新・改革に取り組んでおられる方々に、是非ご参加いただきたいと願っています。
(お申し込みは、WEF(一般社団法人 ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション http://www.wef-japan.org)へ。下記 ファックスかEメールで。 FAX: 03-6730-1742 E-mail: info@wef-japan.org )