NRF 2023 報告: “信念” と ”ケア(気づかい)” で      ブレイクスルーを

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恒例の、米国小売業大会、NRF2023 Big Showのリポートが、繊研新聞に掲載されました。今年は、エントリーはしていたのですが、最終的にリアル参加は断念しました。直接現地を体験しなかった分、NRF発信のニュースやビデオ、現地の有識者(米国業界リーダーを含む)、あるいは主要講師に直接ネット取材をするなどで、いつもより苦労しましたが、1987年初参加以来、37回連続で定点観測的に見てきたNRF大会だけに、見ていないものが見えた、という不思議な気持ちになりました。

大会の最大のメッセージは、「人間重視(ダイバーシティ/平等/包括性)とケア(気遣い)の重要性」。「企業文化が、戦略やビジネスモデルを超えて、真の顧客価値を生む」でした。

テクノロジーが、特にAIを中心に多様な展開を加速する中で、「人」、「生きること」、「思いやり」、「優しさ」に、明確なギアが入った大会だったと、感銘を深めています。

以下が、繊研新聞から掲載許可を頂いた、寄稿記事です。

コロナ禍3年を経て、アメリカのファッション小売業界は、大きく変容しました。DX(デジタル・トランスフォーメーション)や店舗の変革、DE&I(多様性/平等/包括性)、働き方改革、サステナビリティ、、と。そして今、人・生き物・心・地球が焦点になっています。

それに対して日本は、身を縮めてコロナの嵐が通り過ぎるのを待っていた感じがしてなりません。世界の潮流に、これ以上後れを取らないように、日本の、日本企業の、日本人の、大奮起に期待しています。